そのような、業界動向がある中、営業やマーケティングといったフロントラインに課題を抱えている企業は少なくありません。特に2020年以降は新型コロナウイルスの影響により、営業やマーケティング、人材育成、顧客対応の面で課題が顕在化しました。多くの企業が新しい営業スタイルへの変革に取り組んでいるものの、本当にデータドリブンの変革を成し遂げられた事例はいまだ少数です。
その数少ない成功事例のうち、ウェビナーでは国内の化学素材メーカーの事例が紹介されました。本事例では、各担当者の「K・K・D(勘・経験・度胸)」に頼っていた営業プロセスを可視化し、案件をステージごとに管理できるように整理。さらに、優秀な営業マンの行動や「勝ちパターン」を形式化してSalesforce上に落とし込むことで、新人の営業マンであっても一定の成果を上げられる「型」を構築することに成功しました。
また、今後は社内連携だけに留まらず、サプライヤーや顧客も巻き込んでオペレーションを効率化・高度化し、バリューチェーンや業界をまたいだデータ統合によって、社会課題の解決にも貢献するという未来を描いています。