モビリティ・サービスは変化を続けており、自動車部品メーカーはそうした変化に素早く対応していく必要があります。完成車メーカーは大手も新興企業も、サプライヤーに対して自社と同等の革新性を期待しています。
自動運転車が現実味を増してきた今、変化を迫られているのは、自動車の運転機能だけではありません。車内空間は、自宅やオフィスの延長としての機能性や快適性を期待されています。また、カーシェアリング・サービスにおいてコックピット(運転席)のパーソナライゼーションというと、ユーザーが車に乗ったときに、それがロサンゼルスであろうとニューヨークであろうと、カスタマイズされた設定とサービスをすぐに利用できることを意味します。
こうした破壊的変化がモビリティ・モデルに生じており、完成車メーカーやそのサプライヤーは、ドライビング体験を変革し、新たなサービスを提供していく必要に迫られています。そして完成車メーカーは大手も新興企業も、サプライヤーに対し、市場での差別化に役立つ革新的なコンセプトを提示するよう期待しています。