Careers
ワーキングマザーの転職・再入社・昇進体験談。基幹システム系業務アプリ一筋から上流工程にチャレンジ(テクノロジーコンサルタント(素材・エネルギー領域))
2023/02/17
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2023/02/17
はじめまして。テクノロジー コンサルティング本部 素材・エネルギーグループに所属しているShioriです。
私は新卒でアクセンチュアに入社しSAP関連のコンサルティングやデリバリーに従事した後、事業会社側を経験してみたくなり、製造小売業界の会社に一度転職しました。そこで経験を積んだ後、2019年、アクセンチュアの新卒時所属とは全く別の現在のグループに応募、面接を経て再入社し、現在はシニア・マネジャーをしています。
前職では社内のデジタル改革を行う部署で社内ITコンサルティングのような業務を担当しており、国内外の物流や販売の現場に滞在して基幹システムの新規導入や海外ロールアウト、トラブル対応をしたり、サプライチェーン全体を見渡して物流や在庫を分析し管理上の在庫差異発生ポイントの抽出やその原因分析と改善案をまとめて各業務部署に連携する等、業務支援を行っていました。その後、改めて各テクノロジー・業務領域のエキスパートが沢山いるアクセンチュアでコンサルティング経験を積もうと考え、経験者採用にてアクセンチュアに再入社しました。
再入社の際も転職活動を行い、ITを軸に様々な業界の面接を受けてみましたが、ある企業の面接では「うちの社員はだいたい20時には退社するからホワイトだよ」と話されるなど、フルタイム勤務であったものの当時まだ乳児を抱えたワーキングマザーの私にとっては残業のハードルが高く、技術革新の激しいテクノロジー企業のなかでは、いち早く働き方を整え福利厚生が充実していたアクセンチュアが非常に魅力的に感じたのを覚えています。
勿論、新卒時から辞めずに在籍していた同期たちへ、こっそり働き方改革の達成状況をヒアリングすることも忘れずに、再入社を決めました (笑)
アクセンチュアに転職後、他の経験者採用の方たちと共に新入社員研修等を経て、最初にアサインされたのは化学メーカーのSAP・業務改革案件の要件定義フェーズです。その時にたまたま担当していた領域でチームリードがまだアサインされておらず、そのままメンバーの上司や外部とのコミュニケーション、マネジメント業務といったリードロールをこなしているうちにプロジェクトが本格化してチームも拡大し、他の領域のマネジャーと同じような業務を担当していることに気づきました。業務を先取りしていたことで、管理職になっても仕事内容は変わらないとわかり、昇進の打診を受けマネジャーに昇格しました。
アクセンチュアでは、部署や役職といった役割毎にジョブディスクリプション(職務内容)の定義が明確に決まっていることは新卒の在籍時からなんとなく認識していましたが、知り合いもほとんどいないグループに転職してきて1年もたっていない状態でも、その評価期間での実績やポテンシャル等で次のステップに進められると判断されればすぐに役職や報酬に反映されることは非常に驚きでした。
当時は新型コロナ感染症の流行前で常時オフィス勤務でしたが、フルタイムでリードロールをしながら朝晩の子どもの送迎や家事・育児など、ワンオペ状態で両立しながら勤務していたため、ほとんど残業はしていません。テクノロジー業界や管理職にありがちな長時間労働をしなくても昇格できたのは、やはりロールごとに目指すべきスキルセットがきちんと定義されているからだと思います。
マネジャー昇格後は引き続きデリバリー案件をこなしつつ、SAP関連の提案活動や構想策定に関わることになりました。このロールが私には合っていたようで、テクノロジー各領域のエキスパートと協業しながらソリューションブループリントを描いたり、要員計画(リソースプラン)や各種方針、それらをまとめた提案書作成といったソリューショニングの仕事が楽しく、新型コロナの流行で一部在宅勤務がはじまったこともあってそれまでの通勤時間分で残業も可能となり、お客様からの急な依頼などもこなしながらがむしゃらに働きました。1年近くかけた構想策定を経て、お客様から案件を発注いただいた時は、デリバリー案件が稼働した時とはまた別の達成感がありました。(やり切った後に、通常忙しくなる稼働後のハイパーケアがない点もまた、デリバリーとは違って新鮮です (笑))
構想策定の期間中にプロジェクト管理関連の準備を着々と進めていたこともあり、プロジェクト開始後は全体管理ロールとして体制構築や各種管理ツールの導入・ルール作りなど、それほど時間に追われることもなくプロジェクト立ち上げ業務を経験でき、それまで10年以上基幹システム周りのアプリ一筋であったところから、新たなスキルを習得できた実感があります。そうこうしているうちにシニア・マネジャーに昇格し、今もどんどん仕事の幅が広がっています。
素材・エネルギー業界というとエンドカスタマーとの接点があまりないお客様も多く、なかなかイメージしにくい部分があるかもしれませんが、素材・エネルギーグループの特徴として大規模で歴史のあるお客様が多いことから、お客様オフィスの多くが都市部にあり訪問や勤務がしやすかったり、案件自体の規模が非常に大きく、社会に与えるインパクトも大きいという点が挙げられます。
テクノロジーやエンジニアリング経験をお持ちで、上流工程にもチャレンジしてみたい方、ワーキングマザーだけど管理職にもチャレンジしてみたい方など、この記事が一つのケースとして皆さんの参考となれば幸いです。