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アプリケーションアウトソーシングのプロジェクト事例:お客様に一番近い距離で課題解決を行う、アクセンチュアの変革プロジェクト
2021/12/23
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2021/12/23
こんにちは。
アクセンチュアのテクノロジー コンサルティング本部のITトランスフォーメーション&オプティマイゼーション(ITXO)に所属しているYasuakiです。
ちなみに、、、
ITXO?聞きなれない組織名だと思いますが、お客様の組織・人材をTransformation(ビジネスの変革)し、長期間にわたってそのビジネス変革に対応したシステムのOptimization(最適化)を主導することをミッションとした組織になります。
本記事では、ITXOのなかのアプリケーションアウトソーシング(AO)領域のプロジェクト事例をご紹介します。
ご紹介させて頂くのは、私が担当している国内の生命保険会社様の大規模トランスフォーメーションプロジェクトになります。
非常に大規模なプロジェクトで、15年という長期にわたってお客様のビジネスパートナーとしての関係を築いています。フロント・ミドル・バックの様々なシステムを担当していて、要件~リリースまでの開発を一括で引き受けていることに加えて、新規顧客獲得のための新規サイト構築、メインフレームのモダナイゼーションや社員育成・コスト削減・案件のPMOなど様々なお客様の課題に対して、月500-600人月の規模でご支援しています。
システムの保守領域も多彩で、Web系・ホスト・C/S(クライアント/サーバーシステム)のみならず、近年ではSalesforce・ServiceNow・AI-OCR・RPAといった技術領域までもカバー領域を拡大し、数十~数百人月の案件を管理しています。
日々の業務としては、アプリケーションの開発がメインとなっていて、QAなどの問い合わせは1割程度となります。
それぞれ担当している既存システムに対して、新商品開発やシステム改善といった複数の案件をアクセンチュア 中国の開発拠点を活用しながら、日本のメンバーは案件の見積りからシステム要件定義や設計、本番リリースのための移行プランニング、中国のメンバーが作成した成果物のレビュー、時には自身で開発自体も行っています。
また、業務やシステムの有識者として、お客様の業務部門やIT部門にて業務要件作成や案件PMOといった作業も特例案件として対応したりしています。
近年どの企業においても、DX(デジタルトランスフォーメーション)は最重要課題であり、特にコロナ禍でよりデジタル戦略が加速していると実感しています。
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私たちが相対するお客様も例外ではなく、最近のプロジェクトの大きな動きとしては、そういったデジタル戦略に基づいて既存の業務やシステムを変革するために、アクセンチュアのコンサルティングチームとコラボレーションしながら、業務のデジタル化、またそれに紐付くペーパレス化などのトランスフォーメーション案件を推進しています。
新しいモノを導入したり、新たな試みを行う際には、お客様の既存システムやガバナンス、風土を知っている人間がいるということは非常に価値のあることです。どういった業務・システムをどのように、そしてどのタイミングで変革させていくのか?ステークホルダーにどんな方がいるのか?デジタルと人の境界線も企業によって最適なラインは違いますよね。その線引きや具体化を長期に渡ってサポートしているからこそ、お客様に合った提案と実行ができるわけです。
また、アプリケーションのみならず、インフラ/ビジネスといった領域のすべてにアクセンチュアが参画しており、各領域が連動しながらお客様のビジネスの成功を担っていることでお客様と非常に深い信頼関係を構築しています。
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特定のスコープに限らず、ビジネス課題の解決という一つのゴールに向かって、それぞれの領域のスペシャリストが連携し合っていることは他のプロジェクトにない特性の一つかと思います。
具体的な事例としては、
テスティングサービスの導入
少し前の話になりますが、当時お客様の経営課題として開発におけるテストの肥大化・コスト増加が大きな問題となっていました。
日本でもテスティングサービスの事例はなく、アクセンチュアのテスト方法論を用いて、ガバナンス・プロセス・ツールの観点で非常に大きな変革にお客様・アクセンチュア双方で取り組み、開発コストや品質面で実績を出し、高い評価を頂きました。
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こういった案件は大小様々ありますが、課題に対してプロジェクト内の人材だけで解決するのではなく、時にはお客様の課題を聞き出し、方法論やツール(自動化・レポーティングなど)の提案は社内のコンサルティングチームへ橋渡しを行い、いっぽうで既存システムへの導入やテスト効率化に向けた各テスト工程での重複排除や自動化施策などは私たちのチームで対応を進めていきました。
日々お客様と接し、課題を聞き出してアクセンチュアに新たなビジネス機会を創出していくことも私たちの大事な役割の一つです。
アウトソーシングというとお客様のシステムの運用保守といった言葉で片付けられてしまうこともあるのですが、私はアウトソーシングコンサルタントとは、お客様に一番近い存在で、長期に渡って企業の問題を解決していくパートナーであると思っています。
例えば、「他社からこんな提案もらったけどどうかな?」、「社員の育成について悩んでるんだよね」、「このシステムを刷新したいんだけど、何かいい案ないかな?」など、まずはちょっと感触を聞いておきたいといった困りごとを相談して頂けるとき、やりがいを感じます。
それは、お客様を熟知しているからこそストレートな意見を求められているとわかるからです。
お客様に寄り添って変革のお手伝いをしたい!という方はぜひ一緒にお仕事できる日を楽しみにしています。