Careers
コントラクト・マネジメントの一日
2022/08/25
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2022/08/25
こんにちは。
アクセンチュアの法務本部 コントラクト・マネジメントにて主に3社のお客様を担当しているAtsuoです。
コントラクト・マネジメントという職種を聞くと、「契約を管理することだけが仕事なんでしょ?」と思う方もいるかもしれません。それにとどまらず、アクセンチュアビジネスの発展、成長および成功にダイレクトに貢献できる魅力的な職種です。今日は、まだまだ日本ではなじみの薄いこの職種について理解を深めていただくべく、私の実際のとある一日を紹介しようと思います。
※なお、コントラクト・マネジメントの業務のやりがいについて書かれたこちらのブログもまだご覧になっていない方はぜひご一読ください!
コロナ禍で在宅勤務が続いており運動不足気味なので、軽く近所を走っています。
PCを立ち上げ、メールのチェック(海外の同僚からのメールは夜間に届きます)や、会議の準備をします。
A社向けにセールスをかけている案件の進捗に関する会議。進行役として、A社を担当する営業チームやプロジェクトファイナンスを担当しているメンバーと契約の締結状況を確認したり、今後発生しうるリスクや課題をあらかじめ予測し、いかに対策を立てて管理するかについて議論したりします。この日は、お客様の海外現地法人との契約の交渉状況の共有をしました。
A社向けプロジェクト担当者から作成を依頼されている変更覚書(サービス内容の修正について明記したもの)について、同じA社向けコントラクト・マネジメントチームのメンバーが作成してくれたドラフトの内容をチェックします。
B社向けのコントラクト・マネジメントを、私を含む日本のメンバー3名と中国大連のメンバー3名の計6名体制で支援。契約書のレビューや捺印手続き、締結完了後の文書管理、契約上提供することとされている役務および文書類(成果物など)、契約上の義務の履行状況や料金請求支払い状況の管理など、様々な形でプロジェクト担当者をサポートしています。私は、都度発生する課題への対応進捗を確認したり、スーパーバイザーとして困っているチームメンバーにアドバイスを行ったりしています。マネジャーとして人材育成は非常に重要なので、力を入れて取り組んでいます。
ご飯を食べたり、休憩したりと、ほっと一息つきます。
契約スキームが複雑な案件について、プロジェクト担当者やコントラクティングリーガルの担当者と一緒に、スキーム検討を行う定例ミーティングです。
コントラクティングリーガルはコントラクト・マネジメントとともに法務本部に所属しますが、前者は契約締結前のレビュー、後者は契約締結後の契約管理を主な役割としていますが、複雑な案件では、協力してスキームを検討することもあります。コントラクト・マネジメントはデリバリーの最後まで並走するため、弁護士的な観点で契約をレビューするコントラクティングリーガルがメインで活躍するセールスや契約前の段階であっても、都度状況を把握したり、過去に経験した契約やプロジェクトから得られた知見を共有したり、コントラクト・マネジメント観点から契約文言を検討したりすることが重要です。 今日のミーティングでは、GDPR(EU一般データ保護規則)対応の観点も踏まえたサービス提供体制について議論しました。
このあと15時から予定されているC社とのミーティングについて、プロジェクト担当者と事前に内容や進め方についての打ち合わせです。
大型アウトソーシング案件に関するお客様との定例ミーティングです。プロジェクト担当者とともに私も参加して、契約条件の変更内容をお客様に説明したり、お客様からの質問へ回答したりします。時には、お客様の法務担当者と直接議論することもあります。この日は、我々がお客様の機密情報を取り扱うことになったため文言調整中の変更契約に含まれる個人情報保護規定について、お客様の法務担当者からの質問に回答しました。ミーティング後、プロジェクト担当者から「変更契約における対応方針について説明してくれたおかげでお客様の懸念点も解消でき、無事、変更契約の締結ができそうだ」とのコメントを頂きました。
コントラクト・マネジメントの採用活動を主管するチームの定例ミーティングです。書類選考や面接日程の調整といった個別の活動の進捗を確認するほか、採用活動の活性化を目的とした施策(募集要件の見直し等)の検討などについて活発に議論します。
今日一日のミーティングで発生したそれぞれのタスクを処理したり、メールでの問い合わせに回答したりします。
A社向けプロジェクト担当者から緊急での依頼があり打ち合わせをしました。明日午前中にお客様に回答する必要のある契約関連の問い合わせだったため、契約書の内容確認や、回答方法を一緒に考えます。
残っていたメールに返信し、19時にPCを閉じます。
コロナ禍で同僚と直接会う機会がめっきり少なくなったので、オンラインでの懇親会を定期的に開催しています。最初は若干戸惑いましたが、結構盛り上がります。
いかがだったでしょうか。今回は、とある一日のスケジュールをお見せしながら具体的な業務内容についてご紹介しました。リモート環境で、きちんとプライベートの時間も確保しながらメリハリをつけた働きかたができています。
日中は実際のプロジェクト担当者やお客様とミーティングでやりとり/議論している時間が多い点など、読者の皆さんにとって少し意外だった部分もあるのではないでしょうか。契約管理業務とはいっても定型作業では決してありません。あらゆる立場の関係者と協力し、法務の観点からプロジェクトに貢献することを目指すアクセンチュアでのコントラクト・マネジメントの魅力が少しでも伝われば幸いです。
これをご覧になった皆さんからのご応募をお待ちしております!