セキュリティ領域に留まらないSplunkの真価
ビジネスにおいてシステムに求められる役割は変遷を続けています。情報を記録する「SoR(System of Record)」に始まり、情報をつなげてユーザーとのエンゲージメントを高める「SoE(System of Engagement)」が生まれ、さらにはSoRの構造化データとSoEの非構造化データを統合・分析し、ビジネスの意思決定に役立つ洞察(インサイト)を得る「SoI(System of Insight)」へ進化しようとしています。
Splunkは大量のデータの収集・可視化・検索・解析に強いデータ活用プラットフォームであり、既にセキュリティ監視ツールとして高いシェアを誇っていますが、SoIとしての可能性も持っています。事実、既に海外の鉄道会社では、IoT技術を活用してリアルタイムにセンサー系のビッグデータを収集・分析し、有用なインサイトを得る事例も生まれています。
また、近年では保守・運用領域で日々ビッグデータを機械学習にかけ、AIでIT運用を高度化・自動化するAI Opsが注目を集めています。Splunkにはこの機能もあり、AI Opsプラットフォームとしての活用も可能です。
SoI構築に必要な能力を備えたアクセンチュア
アクセンチュアはSplunk社とのパートナーシップを締結しており、グローバルで多数の導入実績を誇ります。アクセンチュアの特徴は、セキュリティやシステム監視でSplunkを導入するだけでなく、業界や業務の深い理解とコンサルティング力を生かし、SoIを構築するための仮説検証を同時に行えること。SoI構築に不可欠な視点として、ビジネスや業務におけるデータの意味合いを真に理解している企業はきわめて少ないのが実態ですが、アクセンチュアは各業界の業務理解を持ち、BPOを通じて日々お客様のデータに触れている強みがあります。さらに、多数在籍するデータ分析のエキスパート、グローバルのナレッジなど、あらゆる面でSoIの構築を支援できる体制が整っています。
IT部門は時としてコストセンターとして見られるケースもありますが、実は宝箱ともいえるほど貴重なデータを扱っている部門でもあります。アクセンチュアはSoIとしてのSplunkを活用し、IT部門起点でビジネスを変えていくトランスフォーメーションを活性化させていきたいと考えています。