デジタル技術の進化に伴い、あらゆるものがデータ化され始め、データ量は爆発的に増加している。また、メタバースのようなデジタルによる新たな経済圏も登場し始めたことで、今後さらにデータ量は増えていくことが予想され、ビジネスにおけるデータの重要性はますます増してくるだろう。
データ活用は企業の成長に大きな差をつけている。しかし、日本企業は米国企業など海外と比較して十分に成長を実感できていないのが実態である。
データによる成長には単なる個別施策への活用ではなく、ビジネス変革をいかに実現できるかがポイントになる。
金融機関がデータを起点に成長するための方向性について本稿で考察していく。