日本企業が新しい調達モデルを実現するには、どのようなアプローチが有効なのでしょうか。
たとえば、「間接材購買専門の新組織」を設置してソーシング(Source to Contract)を担うチームと発注以降の業務(Procure to Pay)を行うチームで分担する手法により、データ処理の合理化、コストダウンの実現を目指している企業は少なくありません。この方法は現代における理想的なモデルであると考えています。
そして、さらなる調達コストの最適化を推進するうえで有効な施策となるのが調達BPO/SSCの活用です。アクセンチュアの調達BPO/SSCは、お客様側の「新組織設置」と同時並行で、デジタル技術を活用するBPO/SSCセンターへの業務移管をお請けすることにより、抜本的なトランスフォーメーションの実現をご支援します。
お客様側では、それまでルーティン的な業務に携わっていた従業員の方々を高付加価値の業務へとシフトし、より戦略的な調達活動の展開などが可能になります。BPO/SSCをお請けするアクセンチュア側では、お預かり業務の徹底的なDX(運用型DXサービス)と同時に、豊富な知見・経験に基づくソーシングの最適化を目指します。
一般的な調達BPO/SSC支援では、人件費単価差(Labor Arbitrage)でお客様へコストメリットを享受いただくモデルが旧来から多く見られますが、アクセンチュアでは、戦略立案・コスト削減機能強化・コア業務への工数シフト・継続的業務効率化等の一連のコンサルティング支援が可能です。また、「セルフファンディング型の改革推進」(成功報酬モデル)でのサービスも請け負わせて頂いている事例がございます。調達全体のコストを大きく抑制することで投資余力を生み出し、改革の原資とするアプローチであり、お客様は支払費用捻出のために社内を駆け回ることなく、アクセンチュアへ調達領域における全般支援を請け負わせて頂くことで、戦略からコスト削減改革、さらにはPTP領域でのBPOへの依頼が可能となります。
業務の集約においても、効果的なメカニズムを熟知する専門チームがお客様に最適なBPO/SSCのモデルを設計することに加え、過去の取引や因習による非効率的・非合理的な調達の解消など、ガバナンス強化も遂行します。