アクセンチュアは、教育機関内に点在する事務業務を集約し、標準化した共通処理として包括的に請け負う「シェアードサービス」を提供しています。
教育機関ではポジショニングを確立するうえで、「教育・研究」における独自性を高めていくことが求められます。加えて、バックオフィス業務においても「教育・研究」を支える重要な位置づけとして、学生や教員への個別性の高い対応が求められてきました。しかし、教育機関を取り巻く環境が大きく変化している現在、バックオフィス業務については、個別性よりも共通性や効率性を重視する傾向が高まっています。
バックオフィス業務の効率化の追求手段として今注目を浴びているのが、シェアードサービスセンター(SSC)です。バックオフィス業務を標準化して運用コストを削減するだけでなく、学内で実施していた業務を外部に委託することで、固定費の変動費化にもつながります。
アクセンチュアは、アウトソーシングの世界No.1プロバイダー*として多くの教育機関にSSCを提供しており、国内の事例でも業務量の25~30%を削減した実績を有しています。
*アクセンチュアは、2014年に国際アウトソーシング専門家協会(IAOP)により7年連続世界No.1のBPOプロバイダーに認定されました。
大学の規模に応じた複数の導入方法
シェアードサービスセンターの導入パターンは、大学の規模などに応じて複数の選択肢があります。
- 大学単独でのシェアードサービスセンター導入
複数の学部やキャンパスを擁する大規模な大学の場合は、その大学単独でシェアードサービスセンターを構築します。従来は学内の各部署でそれぞれ人員を割いていた業務が、センターからワンストップで提供されることになり、業務効率が飛躍的に向上します。事務処理に追われていた各部署の職員は、これまで以上に企画・計画業務や、教育・学生と連携する仕事に集中できるようになり、業務の質的転換も図られます。
- 複数大学を跨ぐ統合シェアードサービスセンター導入
同地域内やコンソーシアムなどの複数大学で統合シェアードサービスセンターを設置することも可能です。この導入手法は特に、単体では集約化効果を享受しにくい中小規模の大学に効果的です。海外においては、既にこの形態で安定的な運営を行っているシェアードサービスセンターが多数存在し、業務コストの削減も実現しています。
アクセンチュアは、世界No.1のアウトソーシング・プロバイダーとして、世界中の教育機関でシェアードサービスセンターを提供しています。
シェアードサービスセンターを導入する際は、従来のバックオフィス業務を各教育機関の「コアコンピタンスに直結する中核業務」と、「共通化・効率化の対象とする非中核業務」に切り分けたうえで、非中核業務を集約化します。そのため、中核業務と非中核業務の切り分けを適切に実施できるか否かが、シェアードサービスセンター活用の成果を大きく左右します。
アクセンチュアは教育機関向けの専門チームを有しており、現場実態にも配慮しつつ、客観的な判断のもとに適切な業務切り分けを実施できる国内唯一のサービスプロバイダーであると自負しています。