近年、自社の事業や自社が提供できるコト・モノをベースとした事業展開から、顧客のニーズをベースと捉えたときにどんな事業が必要になるのか?という観点からの事業改善・拡大も多くなり、Forbsの調べでは、“顧客起点を重視している企業は、そうでない企業に比べて収益性が60%高い”などの結果も出ている状況である。
今後もこの兆しは強くなる傾向にあると考えられ“顧客起点でのConvergence Agenda(業界横断でのサービス検討・事業検討)”は重要視されていくと感じている。
本稿では、近年特に顕著に表れている“業界の垣根の消失”とそこから生まれてくる”機会“とその”機会の活かし方“について、Paymentマーケットの実例をベースとしながら考察させて頂きたい。