前職も含め、エネルギー業界の変革支援に20年以上従事
10年以上にわたってエネルギー業界に携わり、日本企業のグローバル進出支援などに取り組む中で、日本には技術はあるものの意思決定のスピードが遅く、マネジメントに課題があることに気づきました。そこで、グローバルマーケットで成功している企業のマネジメントがどのように行われているのか体感したいと思い、2012年にアクセンチュアへ入社しました。
入社後は前職の経験を活かして引き続きエネルギー業界の変革支援を担当。現在のストラテジーグループにおける電力・ガス業界のリードとして、チームの構築や主要取引先の開拓などを行いました。大企業の変革支援に携わる一方で、エネルギー産業の変革にはスタートアップの力必要だと考えるように。そこで、アクセンチュア卒業後は、自らの手で新規事業を展開していくためにEX4Energyを設立しました。また、エネルギー業界のスタートアップ支援を推進するU3イノベーションも設立しています。
分散型エネルギーをつなげて、カーボンニュートラル実現を目指す
EX4Energyでは、分散型エネルギーの接続問題を解決するコネクトサービス「Public Power HUB」の開発、提供に取り組んでいます。
カーボンニュートラルを実現するためには、電力を生み出す発電所の脱炭素化が不可欠です。そのためには、風力や太陽光発電など小規模多数の分散型エネルギーの活用が必要となりますが、分散型エネルギーを従来の発電所の代わりとして利用するためには、各発電機器をネットワークでつなぎ、遠隔で監視・制御する仕組みを構築しなければなりません。その際、複数メーカーの機器と相互接続するためのコネクトサービスが「Public Power HUB」です。
私たちの事業は脱炭素社会を実現するためのインフラとしての役割を担うと考えています。今後は分散型エネルギーシステムに必要な情報通信基盤を社会実装し、日本初のビジネスモデルとしてグローバル展開を加速させていく考えです。そのうえで、環境エネルギー領域におけるスタートアップエコシステムや大手企業を巻き込んだイノベーションコミュニティを創出し、未来につながる社会資本を構築していきたいと考えています。
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