アクセンチュアで身につけた戦略眼、仕事へのマインド
現在取り組んでいるビジネスを実現できているのは、アクセンチュア時代に培った経験が土台にあるからこそだと感じています。私がアクセンチュアに在籍していた当時、入社から5年の期間でビジネスパーソンとして必要な基礎力を高いレベルで鍛えてもらったと感じています。物事を考えていくうえで必要なフレームワークや思考の軸、戦略眼、テクノロジーに関する知識などを徹底的に身につけることができました。何よりも今に活きているのは、仕事に対するマインドセットです。若いときにビジネスに対するタフさを身につけられたことが大きな財産となっています。
20年経っても広がり続けるアクセンチュアのネットワーク
実は、独立して最初のお客様がアクセンチュアでした。アクセンチュアを退職するとき、当時の役員に「いつでも戻ってきていいよ。困ったことがあったら何でも相談して」と言われ、お言葉に甘えて相談させてもらいました。退職した翌週からアクセンチュアの仕事を受託。「いつでも戻ってきていい」と言ってもらえたことで、「起業に失敗したらアクセンチュアに戻ろう」と前向きに考えることができました。実際、アクセンチュアには一度退職して戻ってくる人もたくさんいます。こうした出入り自由の雰囲気がある点は、今も変わらないアクセンチュアの魅力の1つだと感じます。
退職してから20年経ちますが、いまでも在籍時の上司や同僚とは良好な関係が続いています。定期的に会って、「今はこういうことをしている」「次はこんなことを考えている」と報告し、アドバイスをもらうこともあります。当時の同期で集まって勉強会を開催することも。また、仕事のうえでもアクセンチュアがお客様となることがあり、現役社員との接点も生まれています。
このほか、社内有志のクラブ活動がアルムナイにも開かれているため、私は興味のある芸術部 の人々と定期的に交流しています。こうした交流を通して退職後も新しい出会いが次々とあり、ネットワークが広がり続けています。