Accenture myWizardには、AIを搭載した6人の「仮想エージェント」が登場します。それぞれの仮想エージェントは、プロジェクトの全体管理やビジネス目標達成に向けたアナリティクスの活用、判断を要するタスクにおけるアドバイス提供、アジャイル開発プロジェクトの監視・モニタリングなどの役割を持っています。ユーザーは、自分の役割に相当する仮想エージェントを選択し、仮想エージェントと会話しながら協働作業を行います。
6人の仮想エージェントの役割は、以下のとおりです。
- プロジェクト・マネージャー:プロジェクトの納期やプロジェクト・マネージャーの業務を管理し、遅れなどの問題が発生すると警告します。
- データ・サイエンティスト:ユーザーが発見に基づく意思決定を行えるように、データのパターン識別結果やプログラム情報の取得を支援します。
- スクラム・マスター:アジャイル開発プロジェクトを監視し、潜在的な課題が見つかった際に警告するととともに、現実的な解決策を提示します。
- アーキテクト:アーキテクトのアシスタントとして、特定のテクノロジー・ランドスケープの範囲で正しいアーキテクチャを推奨します。
- テスト・アドバイザー:テスト計画やテスト範囲、優先順位、要員配置など人的判断を要するさまざまなタスクに関するアドバイスを提供します。
- モダナイゼーション・エンジニア:スピードと俊敏性が求められる市場に対応するために、将来のアーキテクチャを定義します。
どの仮想エージェントも、データ分析やパターン識別、さらには"ひと"の意思決定をサポートする各種ガイダンスを提供します。ユーザーは、仮想エージェントが提示するデータやガイダンスに基づいて判断を行うことが可能になり、アプリケーション品質の向上やコストの最適化、導入期間の短縮化によってビジネス・パフォーマンスを最大化させることが可能です。
なお、現在のAccenture myWizardは、アクセンチュアの知見やテクノロジーの資産、ビジネス変革のノウハウを集約したものですが、将来的にはさまざまな業界・企業のビジネスを支援する知見やノウハウを提供するサービスの提供も視野に入れています。
Accenture myWizardは、すでに全世界で200社以上の企業に導入されています。また、約3,000人のアクセンチュアの社員にトレーニングを実施しており、日本企業も含め、多くの企業への導入を目指しています。