マイグレーションとスケールアップ
多くのクラウドベンダーやSI企業が「まず移行する」というアプローチを提唱していることはご承知かもしれませんが、最初のステップで「最初に目先の効率性を刈り取る」と踏み込んでいる点が『Cloud Ascent』の特筆すべき点です。
また、この論考レポートでは、AWSやMicrosft Azure、Google Cloud Platformを「ハイパースケーラー」と呼び、飛躍的なスケール化を実現する存在と定義しています。限られた時間の中で、いかにしてお客様のビジネス価値を最大化するかにもフォーカスしており、そのためにどのようなパートナー関係を構築するかが重要なテーマの1つとなっています。
そして「マイグレーションとスケールアップ」と「ハイパースケーラーで最大化する」の先のステップには「モダナイゼーションとアクセラレート」「実行と最適化」「イノベーションと事業成長」を位置付けており、クラウドをテコとして、最終的にはイノベーションの実現と企業のトップラインを伸ばすアジェンダへと展開していくことが明記されています。
つまり、単純な「移行」ではなく「スケールの拡大」こそがクラウド移行の第1ステップの本質です。アクセンチュアではこの成果をお客様が実現するために、クラウドの技術に関する専門アーキテクトを組織化した「Cloud Pod」を専門組織のCloud Center of Excellence(Cloud COE)の中心に据えています。
Cloud Podは幅広い業界のお客様のクラウド活用を支援する組織です。アクセンチュアのインドやフィリピンの拠点に所属する専門家集団と連携し、グローバルネットワークの強みを発揮してお客様に高い価値をご提供しています。