新たな価値観、新たな期待
新型コロナウイルス(COVID-19)がもたらしたパンデミックを背景に、消費者のブランドに対する期待は過去に類を見ないほど急速かつ劇的に変化を遂げました。
アクセンチュアは世界22カ国で2万5,000人以上の消費者を対象にした最新の調査に加えて、フォローアップとして5か国でのフォーカスグループインタビューを実施しました。消費者の50%は、パンデミックを機に自らの目的意識を見直し、人生で何が重要かを考え直したと回答しています。そして、これらの「消費者のパラダイムシフト」の購買習慣は、調査対象とした14業界全てにおいて確実な変化を見せつつあります。
消費者のパンデミックに対するリアクションは個々それぞれでしたが、共通した変化が1つあります。それは、購入の意思決定です。つまり、かつてはステレオタイプ化されていた購入の意思決定を皆が見直したのです。
価格と品質は昔も今も消費者にとっての購入の意思決定における重要なモチベーションです。しかしながら、消費者のパラダイムシフトにとって、価格と品質が意思決定に及ぼす影響は小さくなりつつあります。