アクセンチュア ソングが手掛けるデザインの領域とデザイナーのキャリア形成について

みなさん、こんにちは。

アクセンチュア ソングのデザインチームに所属しているマネジング・ディレクター、高山です。

この記事は、デザインに携わる多くのみなさんに是非読んでいただきたいと思い、記しています。というのも、アクセンチュアにおけるデザイン領域のキャリア形成を想像できずにいる方がまだたくさんいらっしゃると思うからです。

私自身、実際に手を動かしてモノづくりをするデザイナーからキャリアが始まり、今のポジションに辿り着くまでに随分と遠回りをしました。少しでもこれが皆さんのキャリア、やりたいことの発見につながればと思います。

経営・社会にインパクトをもたらすデザインとは？

経営や社会にインパクトをもたらす価値創造を行うためには、さまざまな要素が必要です。ブランドデザインやサービスデザイン、ビジュアルデザイン、UIUXデザイン、プロダクトデザインなどは想像しやすいと思いますが、他にもさまざまなデザインの要素が求められます。

いずれも、「生活者にとって価値をもたらすサービスやプロダクトを設計すること」は必須要件です。ただ、それ以外にも、真の価値を見出してブランドとの間にインタラクションを行なってくれるからこそ収益が生まれるビジネスのデザインが必要です。また、生活者の心を掴むからこそ実現可能なビジネス成長戦略のデザインや、ビジネスを運営する側の体験価値や運用設計やサステナビリティをも見据えたサービス全体デザイン、そして、こうしたサービスやプロダクトを継続的に生み出せる企業体質・組織・人のデザインなど、実にさまざまなデザインが必要なのです。

アクセンチュア ソングのデザイナーは、こうしたデザインと日々向き合う専門家集団です。
私たちの仕事内容は、まだ明確な職種として一般的に定義されていないのではないでしょうか。故に、募集要項でお伝えすることがとても難しい。

ですから、どういったお仕事をするのか、どういったキャリアの方が適しているのかなどを私自身のキャリアを例にお伝えします。

頭の良いデザインがしたい。たどり着いた先がここだった

私は、元々はwebデザイナー出身です。

ビジュアルデザイン、UIUXデザイン、コピーライティング、コーディングと、web領域のデザインを一通り担ってきました。そうしている中で、目に見えて触れられる、感じられる部分のデザインだけではなく、お客様のビジネスを成功させる、あるいは社会に変革を起こすための目には見えない部分＝経営にも踏み込み、デザインを総合的に行うことに価値があると感じ始めました。

大きな効果を産みだすデザインがしたい。とにかく、「頭の良いデザイン」がしたい。そうすれば人が、社会が、世界が動くはずだ、そう思いました。

美や創造の追求はもちろんですが、ロジカルにユーザーとビジネス双方のニーズを捉え、社会潮流を生み出すテクノロジーを有効的に活用し、デザインにナッジを効かせること。そして、こうした複合的な視点を持ったデザインのプロフェッショナルがビジネス戦略の上流工程から参画した方が、誰にとっても意義あるデザインができるに違いない。そう思うようになり、プロダクション所属のwebデザイナー・webディレクターを経て、様々な企業のインハウスで、デジタルサービスのプロデューサー、新規サービスやビジネスのデザインからプロダクトを監修・育成する総合的な立ち位置のプロダクト・マネジャーの領域までキャリアを発展させてきました。

そして今はアクセンチュア ソングで、社会やビジネスにインパクトを起こすデザインを目指すチームのリードとして数々のサービスやプロダクトを世に送り出し、多くのお客様を支援しています。ウェブ、アプリ、フィジカルと多様な形態のサービス、ビジネスを様々な業種でデザインしています。

世の中を本気で変えるデザインを！

真にインパクトをもたらすデザインを実際に世に送り出すことができるのが、アクセンチュア ソングの特徴です。このようなデザインの仕事を一緒にチャレンジしてくれる方々を募集しています。

募集要項だけでお伝えするのがとても難しいため、私の言葉でお伝えします。

● どの職種も共通で行うこと
アクセンチュア ソングでは、サービスデザイナーやビジュアルデザイナー、インタラクションデザイナーなどのメンバーとワンチームとなって企業変革・ビジネス変革・社会変革を起こすデザインに取り組みます。
戦略の上流工程から具現化までの全ての過程で、お客様に対してデザインの価値、効果、設計思想などをロジカルにコミュニケーションし、経営層から現場の方々の納得・理解を得ながら実行推進します。

● Experience Strategist（エクスペリエンス・ストラテジスト）
お客様企業のビジネスに変革を起こす体験・サービス全体設計を描きます。ビジネスや業界特性、企業特性などのビジネス背景や環境を深く理解し、顧客視点はもちろんのこと、ビジネス視点、テクノロジー視点をも捕まえた未来の体験全体戦略を描き、サービス・プロダクトの体験全体設計を行い、チームやお客様の合意を得ながら、サービスロードマップに落としていきます。

● Experience Transformation　（エクスペリエンス・トランスフォーメーション・コンサルタント）
Experience Strategistが設計したものを具体的なサービスブループリントや技術要件に落とし、ディレクションしながらサービス・プロダクトを具現化していきます。その過程で浮上する開発課題や組織課題、アライアンス先やユーザーに展開して適応させていく上での課題など、デザイン戦略の具現化を阻害する様々な課題があればそれを提起し、必要な領域の専門家と一緒に解消しながらサービス・プロダクトを世に出していきます。そのために、デザイナーのみならず、アクセンチュアの戦略コンサルタント、エンジニア、マーケティングなどの各種専門家、そしてお客様と共創、連携します。

● Business Designer (ビジネス・デザイナー)
顧客視点を軸に、顧客とブランド双方にとって価値ある新しいビジネスモデルをデザインします。顧客視点に立ち、調査・分析から市場機会を捕まえ、サービスデザイナーと連携し、企業のビジネスにインパクトをもたらすビジネスモデルをデザインし、事業計画を書きます。プロトタイピングやストーリーテリングの手法を活用して、ステークホルダーとビジネスモデルを精緻化していき、共創セッションを通して、未来の顧客・ブランドエクスペリエンスに基づくビジョン、そこに到達するためのステップを定義します。
そして、ビジネスの成長戦略を描き、体験拡張、顧客拡大、ビジネス拡張などを持ってビジネス自体の成長を実現させます。

固定化された定義はない！

私はwebデザイナー・ディレクター・プロデューサー出身ですが、チームメンバーは他にもUI/UXデザイナー、ビジネスデザイナー、新規ビジネス創造経験者、プロダクト・マネジャー、サービスデザイナー、デザイン領域のプロジェクト・マネジャー、コンサルティングファームのデザイン領域経験者など、実に様々な領域の出身者が在籍しています。

デザインに情熱をお持ちで、少しでもご自身が目指したい道に近いと思われた方は、ぜひチャレンジしてみてください。各職種に書かれていること全てではなく部分的に強いという方でも、複数領域にまたがって強いという方でも歓迎です。

私たちと一緒にデザインのお仕事をしていただける仲間をお待ちしています！

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