プロジェクトを推進した次世代グローバル人材育成チーム統括責任者の藤井篤之はプロジェクト立ち上げのきっかけを次のように話します。
2019年12月初旬に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの影響で、世の中のコミュニケーションはオンラインが中心になりました。パンデミック終了後もその機会は減少したものの、教育や仕事におけるオンライン上での議論の場は定着しました。オンラインでのコミュニケーションでは、時間的な制約から人間関係で成り立っていた部分が薄れ、よりロジカルで端的に説得できる力が求められます。
そこで、アクセンチュアが得意とするロジカルシンキング・クリティカルシンキング・デザインシンキングといった思考プロセスや思考メソッドを活用し、コーポレート・シチズンシップ(社会貢献活動)の取り組みの一環として探究学習の実施支援を行うForaさんと、これまで以下のような教育プログラムを開発してきました。
- 探究スキルアップワークショップ
教員・生徒のリサーチ技法の習得 - 社会課題解決型探究学習コンテンツ
課題解決・アイデア創出の手法の習得
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*2022年度より高等学校の必修科目となった「総合的な探究の時間」の学習プログラム。変化や不確実性への対応が高まる中で、生徒自身の在り方や生き方を考えながら自らが問いを持ち、より良く課題を発見し解決していくための資質・能力育成を目指す