マクロ経済的な要因(日本における高齢化など)により、多くの日系企業は海外ビジネスからの収益に依存しており、その重要性は年々大きくなってきている。海外ビジネスを展開する金融機関も例外ではない。
一方で、グローバル日系企業の多くは、テクノロジー領域を含めて明確なグローバル統制運営が確立されておらず、金融機関においても、標準化、デジタル変革に対する投資、一元的なコスト可視化等の欠如を原因とする意思決定プロセスの複雑化といった状況を引き起こしている可能性がある。
本稿では、最適なモデルを適用する上でのポイントをITオペレーティング・モデルの種類・特徴を踏まえてご紹介したい。